

伝承の概要
オーディンは、知恵、詩、魔術、戦争にかかわる北欧の神です。多くの物語には、知識を求めて旅を続ける姿が描かれています。身をやつして出会う者に問いを投げかけ、ときには大きな代償を払って答えを得ます。
物語とその背景
短い語り直しと解説です。参照した資料は下に記しています。
ミーミルの泉に来たオーディンは、知恵を宿す水を飲ませてほしいと頼みます。そのために片方の目を担保として残しました。知識を求めた代償は、その姿にいつまでも刻まれています。
詩『ハーヴァマール』では、オーディンは槍で傷つき、風にさらされた木に九夜つるされます。食べ物も飲み物もない試練の果てに、ルーンを手に入れます。
オーディンのワタリガラス、フギンとムニンは、世界を飛び回って知らせを持ち帰ります。二羽の名は、ふつう「思考」と「記憶」と訳されます。オーディンでさえ、戻ってこないのではないかと心配するのです。
オーディンはよく別の名を使って旅をします。『ヴァフスルーズニルの歌』では巨人を訪ね、世界について互いに問いを出し合います。客の正体が明らかになるのは、最後の問いに至ってからです。
出典と編集状況
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